CMSを使ってみました・・・7
テーマの選択とコンテンツの互換性
XOOPSの利点のひとつ「テンプレートを変えてWebpageの雰囲気を変えることが可能」というのがありますがいくつか注意点があります。
1.様々なディスプレーの対応
テンプレートの選択は「デザイン性」で決めることが多いと思います。私もそれで決めてしまったのですが、実は後で、テンプレートを変更しようとするといろいろ問題が発生します。
まずひとつ重要なのは、閲覧者がどんな画面設定で見ているかです。 この問題は本家「びるのホームページ」でタグ打ちのみで作っていた時も感じていたのですが、自分のディスプレーの解像度が、1280x768(WXGA)であっても、それに合わせて作ってはいけないということです。 現在発売されているA4サイズノートPCはWXGA対応の物がほとんどですが、アクセス解析で閲覧者のディスプレーを調べると意外とXGAを使っている場合が多いのです。 ですから1024x768(XGA)でもレイアウトが崩れることなく見えることが求められるのです。
XOOPSのテンプレートは様々な解像度に対応する可変枠を採用している場合があります。 当サイトが使っているものも可変枠です。 可変枠の利点は、長い記事をスクロールすることなく表示できたり、大きな写真を掲載しやすかったりするところです。 しかし解像度が変わるたびレイアウトが崩れやすい難点もあります。 レイアウト崩れを気にするのであればXGA対応の固定枠を利用した方が良いでしょう。 そうすれば解像度の心配をする必要がありません。
2.カラムの構成
カラムとは画面上のレイアウトで、画面を分割する物です。 当サイトは3カラムです。例えば 1.左にメニューを配置, 2.右にブログパーツ配置, 3.中央に記事を書くという構成です。
このカラムの幅にも種類がいくつかあります。 記事をなるべく大きく書きたい場合は、左右のカラムの幅が狭いものを選びます。 ブログパーツを左右のカラムに置く場合、あまり幅が狭いとうまく配置出来ない場合もあります。 後あとテンプレートを変更しよう思う場合、左右のカラムの幅が狭いものを選ばない方が無難です。
テンプレートは文字フォントの指定がされているものがほとんどです。同じ記事でもテンプレートが変われば、改行位置が変わったりして見え方が変わってしまいます。 これらを想定した記事作りが必要だと思います。
XOOPSのテンプレートの選択については、テンプレート配布サイトでカラム数の違うもの、幅の違うものなど、何パターンかダウンロードして自分が書きたい記事に適したものを探すのが良いと思います。 テーマ選択ブロックを利用すると、簡単にテンプレートの変更ができますので、記事のレイアウト構成やテンプレートを変えた時のシミュレーションをしておくと良いかもしれません。
3.FC2ブログでシミュレーション
私の場合、XOOPSを使う以前からFC2でブログを書いています。 このブログも、CMSの一種と言っていいでしょう。(別にFC2ブログに限る訳でもないのですが・・・) ブログの場合、XOOPSで言う「表示ブロック」を「プラグイン」と言ったりしますが、全く同じ機能です。 テンプレートにしても、カラムの数・幅に種類があること、文字フォントの依存性など共通することが多いです。 XOOPSをこれから始めようと思っている方は、ブログから入った方が理解が速いと思います。
(記事編集中)
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